オーストラリア政府関係者がこのほど、同国国防省の外注先会社がハッカー攻撃を受け、戦闘機と軍艦に関する情報を窃取されたことを明らかにした。中国人ハッカーが愛用するソフト「チャイナ・チョッパー」が使われていた。12日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

 サイバー防衛部門のオーストラリア信号局(ASD)の責任者が11日明らかにしたところによると、窃取されたのはオーストラリアが米国から購入を予定しているF35戦闘機などに関する情報約30ギガバイト(GB)。ビジネス関連の機微な情報だが機密ではなかったという。

 オーストラリは約140豪ドル(約1兆2200億円)で軍備増強を計画。F35戦闘機のほか、C130輸送機、P8哨戒機、新型爆弾「JDAM」(統合直接攻撃弾)、軍艦などを導入する。

 オーストラリア・サイバーセキュリティー・センターの報道官は「今回情報を窃取したハッカーは、犯罪グループに属するか、国家に金銭の支援を受けている。ハッキング・ツールは、中国人ハッカーに広く使われているチャイナ・チョッパーだった」と述べた。