北京市で10月18日から始まる中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)を前に、上海市に3カ所ある鉄道駅は9日から「顔認識」システムによる保安検査を始めた。10月末まで続ける予定だ。台湾中央社が伝えた。

 中国紙・上海労働報によると、上海の鉄道駅3カ所は10月9~31日の予定で、北京行きの乗客に対し保安検査を大幅に強化。専用待合コーナーを設設け、駅構内入場の際に続き2回目の保安検査を行っている。

 「乗車券、身分証明書、乗客」の一致の検査が重点で、待合コーナーに「顔認識」の装置を設置した。爆発物や銃器の持ち込みを防ぐため手荷物の検査も厳しく行っている。