朝鮮半島情勢が緊迫する中、中露は18日、北朝鮮との国境に近いロシア・ウラジオストクで合同海上演習を始めた。22日~26日は日本海ピョートル大帝湾やオホーツク海南部で実施する。演習海域からみて日米韓をけん制する目的があるとの見方が出ている。世界日報網などが19日が伝えた。 

 中露合同海上演習は第1段が今年7月、北欧のバルト海で行われた。第2段は日本海とオホーツク海が演習海域に選ばれた。専門家によると、オホーツク海での演習は、日米による中国封鎖ラインの「第一列島線」を突破する意味がある。

 第2段の演習には、中国北海艦隊の潜水艦救難艦を含む艦艇4隻が参加。潜水艦救難訓練、他兵種合同の対潜水艦戦の演習が初めて行われる。