国家安全生産監督管理総局によると、今年1~7月に中国各地で発生した生産安全事故は前年同期比24.7%減の2万7478件、死者は16.8%減の1万9783人だった。中国新聞網が日伝えた。

 同局によると、特定分野で生産安全事故が多発する状況が続いている。7月は道路交通事故が2件発生、炭鉱、化学工業、建設などの分野でも重大事故が相次いだ。8月10日は、北京~昆明高速道路の陝西省安康市内の区間で、大型バスがトンネルの入口に衝突し36人が死亡、13人が負傷する事故が起きた。

 同局は、8月は経済活動が活発化する一方で観光シーズンでもあり、例年大事故が発生しているとして、傘下の地方機関に監督の強化を呼び掛けた。