タイムズオブインディア インド紙・タイムズ・オブ・インディアは、ジャンムー・カシミール州東部のラダック県付近で15日朝、インドと中国の兵士が互いに投石し、双方に軽傷者が出たと報じた。中国、インド当局ともコメントしていない。外電を引用し中国メディアの環球網が伝えた。

 インド政府筋によると、投石合戦が起きたのはラダック県パンゴン湖北岸の中印実行支配線一帯。双方に軽傷者が出た後、双方とも衝突地点から撤退した。

 ロイター通信は16日、投石合戦について「中印はいつも相手が自国領内に入ったと非難し合っている。しかし、直接の衝突はかなりまれだ」と伝えた

 中印は、北東部シッキム州に近いブータン西部のドクラム(中国名、洞朗)で6月18日からにらみ合いを続けている。中国側は、インド軍が不法越境したとして撤退を求めている。