インドの26日の報道によると、インド北東部シッキム州付近の中国との国境付近で両国軍の国境警備隊同士のつかみ合いが発生した。中国軍部隊はまもなく、インド軍のトーチカ2カ所を破壊した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 事件についてインド軍はコメントしていない。中国外交部の耿爽副報道局長は26日、シッキム周辺の中国領内にインド国境警備隊員が侵入し中国側の正常な国境警備活動を妨害しため必要な対応を行ったと述べた。副報道局長はさらに、シッキム周辺の国境線に関しこれまで中印間に異論は出ていないとして、インドに国境線の順守を求めた。

 副報道局長はまた、安全上の配慮からシッキム周辺のナトゥ・ラ峠を経由し中国領内へ入る聖地巡礼団の受け入れを中止するとインド側に通知したことを明らかにした。

 中国軍は2008年にもインド軍が設置したトーチカやえん体を破壊した。最近も両国の国境紛争が散発しているが、大規模な衝突は起きていない。