台湾東部・花蓮県で2日午前9時28分ごろ、台湾鉄路管理局の特急列車「タロコ号」が「清水トンネル」で脱線した事故で、同局は4日、死者は乗客乗員2人を含む50人、けが人は202人だったと発表した。死者のうち1人はフランス人。けが人には日本人2人が含まれているが、退院したもようだ。(写真は中央通信社のサイト画面)
台湾中央通信社によると、タロコ号の脱線は、線路脇の斜面から落下し作業用車両に激突したことで発生した。国家運輸安全調査委員会は、作業車両のサイドブレーキが掛かっていなかったか、故障していた可能性があると指摘した。
花蓮県の警察と地方検察署は2日、作業用車両を止めた建設請負業者の現場主任の男性を拘束し取り調べを行った。供述によると、男性は2日午前、現場工事事務所前の坂道に作業用車両を止め離れた。まもなく「ドン」という音が聞こえ、男性が坂の下をみると、作業用車両が落ちているのが見えたという。
国家運輸安全調査委員会は2日、調査官20人を現地に派遣。現地の指揮所を設置して、証拠の収集を始めた。列車から監視カメラの映像や制御装置などを回収して調査を進めている。
「タロコ号」の事故に絡み、林佳竜交通相は4日、フェイスブックで、責任を取り辞任する意向を表明した。
●特急電車脱線転覆、18人死亡178人重軽傷 カーブ曲がりきれず?=台湾
※出典
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/adr/customized_info?I=BOdk836FNKcj1mQnyA%2BwVMZL6kWlC9PkOcotriieukLBk23yf0veeKQz7PZ9m79u7Eb9aKQO9ivbALFb0kfjSas23CHNLrxyxUbUQg%3D%3D&site_preference=normal
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202104025006.aspx
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202104030168.aspx
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202104050003.aspx
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202104030062.aspx?topic=3502
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202104055001.aspx