22021年3月17日砂中国北方地区がこのほど、最近10年間で最も広範囲で最も激しい砂嵐に見舞われた。16日にはやや弱まったものの影響が続いている。中国気象局は19日、次の一波の砂嵐に襲われるとの見通しを示した。台湾・中央通信社が伝えた。(写真はRFIのサイト画面)

 中国北方では15日、西の新疆ウイグル自治区トルファンから東の黒竜江省大慶、吉林省長春まで長さ約3000キロにわたる広い範囲が黄砂に覆われた。PM10(微小粒子状物質)の大気中濃度が、甘粛省嘉峪関地区では正午に1立方メートル当たり9985μgを観測。北京市中心部でも8000μgに達した。

 中国気象局によると、北京では16日、黄砂が回流して再び重度の大気汚染になったが、17~18日に北東から入る寒気のためいったん沈静化する見込み。しかし、19~20日、モンゴル中西部などから再び黄砂が流入する見通しだ。ただ、15日ほど激しくはならないと見られる。

★参考情報★
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モンゴルの砂嵐、北京へ到達 PM10が急上昇
北京でPM10濃度急上昇 一部でAQIが500突破