22021年3月4日北 ニュースサイトの人民日報海外網などによると、全国人民代表大会(全人代=国会)と国政助言機関、全国政治協商会議(政協)が開幕するのを前に、北京市公安局(警察)は3日、4日午後から夜、長安街や前三門大街、東西二環北段など市中心部の主要道路で交通規制を実施すると発表した。一部地下鉄駅の出入り口の閉鎖も行う。(写真は東網のサイト画面)

 央視網によると、国政助言機関、全国政治協商会議(政協)は4日に北京で開幕。報道官によると、人口の高齢化問題などを主要議題に話し合う。全国人民代表大会は5日、北京で開幕。今年の経済社会発展計画や第14次5カ年計画(2021~2025年)、2035年までの長期目標の草案などについて点検を行う。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、今年は中国共産党創立100周年で、第14次5カ年計画を開始する節目の年。次期最高指導層の人事を決める第20期党全国代表大会を来年に控えるため、当局は治安維持に全力を入れている。

 中国国家郵政局は、北京宛ての郵便物や宅配荷物に対し、2回の安全検査を実施する北京と天津、河北などの地方の郵政当局に指示した。

 北京市の当局はまた、陳情のため北京滞在中の外地出身者の強制送還を進めているほか、陳情者の上京を禁止した。人権派弁護士の自宅への監視も強化されているもようだ。

★参考情報★
ーーーーーーーー
全人代と全国政協、5月開催 コロナ対策と経済が議題