22021年3月1日海 ニュースサイトの央広網によると、四川省楽山市の峨辺県沙坪鎮で27日午後4時50分ごろ、住宅地が広がる丘陵の斜面を巨岩が転がり落ち、民家3軒を押しつぶした。1人が生き埋めとなり、救助隊が同日午後10時35分ごろ発見し、病院に運んだが、死亡が確認された。他に住民3人がけがした。

 現場では捜索活動が既に終了。医療チームや救援隊などが住民のケアや避難の誘導などを行っているほか、事故調査チームが原因の究明を始めた。

 現場は、付近を流れる大渡河の沿岸。丘陵の斜面から川岸にかけ民家や集合住宅が密集している。巨岩は丘陵の山頂近くから転がり落ち民家を直撃した。丘陵は樹木が伐採され尽くしたはげ山で、落石が起きやすいとの指摘が出ている。

 四川省の山間部や丘陵地帯では、落石事故がしばしば発生。2019年7月には、四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県の国道で、斜面から転がり落ちた巨石が、走行中の大型観光バスを直撃し、8人が死亡、16人がけがした。


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