米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、カナダ下院は22日、中国政府が新疆ウイグル自治区の少数民族、ウイグル族に対し行っている政策が「ジェノサイド(集団虐殺)」と認定する動議を可決した。動議は法的拘束力を持たない。(写真はRFAのサイト画面)
動議は、野党の保守党が提出し、賛成266、反対0で可決した。ドルドー首相と閣僚は棄権した。ガルノー外相も棄権したが、事前にジェノサイドに対する国際調査を支持するとのコメントを発表している。カナダ下院の動議はまた、2022年の冬季五輪開催地を北京から他国に移すよう、国際オリンピック委員会(IOC)に求めた。
なお、トルドー首相は「ジェノサイド」の言葉を一貫して避けている。カナダのマイケル・チョン下院議員は「われわれは、真相はジェノサイドであることを口に出すべきだ」と話している。
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