
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米国やオーストラリアは過去1年、新型コロナの発生源の調査のため専門家を派遣するようWHOに求めてきたが、中国が拒否。今回の調査団派遣でも曲折があり、中国がメンバー1人の入国を拒否。別の1人も帰還した。別の1人は航空機の中継地で査証を理由に足止めとなり、後に中国当局が「誤解があった」と釈明した。
今回、調査団はシンガポールから武漢に向かったが、メンバー2人が出発前の抗体検査で陽性となり参加を見合わせた。
調査団のメンバーの1人は「中国での調査活動は何ら制約を受けないと承知しており、発生源の詳細が分かればよいと思う。しかし、すべての回答が得られるとは思っていない」と述べた。
WHOの幹部は、調査団の活動は新型コロナのパンデミック(世界的流行)の責任追及が目的ではないと強調した。しかし、調査団が中国で様々な困難に直面するとの見方も出ている。
●中国が新型コロナの患者と死者数隠ぺい 米情報機関
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