22021年1月14日間 スパイ罪に問われた日中青年交流協会の鈴木英司理事長の控訴審で、北京市高級人民法院(裁判所)は懲役6年の判決を言い渡した。同罪に問われた札幌市の70代男性も控訴が棄却され、禁錮12年が確定した。外電を引用し、香港のニュースサイト東網が13日伝えた。

 鈴木理事長は、北京市中級法院の判決を不服として控訴していた。北京高級人民法院は、原判決を支持。中国は二審制のため有罪判決が確定した。札幌市の男性は航空会社の勤務歴があり、顧問の肩書で日中間を頻繁に往復していた。2人の判決がいつ出たのかは分かっていない。

 中国では2015年以降、日本人少なくとも15人がスパイ容疑で拘束された。9人が起訴され3~15年の判決を受けた。1人だけが服役を終え、昨年日本に戻った。

★参考情報★
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50代日本人男性、湖南省で拘束 容疑など不明
伊藤忠勤務の男性に懲役3年 昨年2月に広州で拘束