22020年12月23日美 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ポンペオ米国務長官は21日、人権侵害の疑いがある中国公務員に対し、米入国ビザの発給規制を強化すると宣言した。宗教や思想の自由の規制、少数民族、人権活動家への抑圧に加わった公務員が対象になるとみられる。(写真はVOAのキャプチャー)

 米政府は最近数カ月間、中国公務員と学生の一部に対し、ビザの発給規制を強化してきた。米国務省は、スパイの疑いがある中国人学生や研究員約1000人のビザを取り消した。ウイグル人の拘留や香港の抑圧に加担した疑いがある中国公民の米入国を禁止した。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国外務省の汪文斌報道官は22日、米国務省の措置に強く反発。「チベット、台湾、香港などの問題は、中国の主権や領土に関わるもので、純粋な内政問題だ。外国勢力の干渉は許さない」と述べた。

★参考情報★
ーーーーーー
トランプ大統領、任期中に対中強硬策連発へ バイデン政権の撤回封じる
米移民局、中国共産党員への移民ビザ禁止