米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、オーストラリアのサイモン・バーミンガム貿易・観光・投資相は11月29日、豪州産大麦に関する高関税をめぐり中国を提訴する方針を明らかにした。

 豪中関係の悪化に伴い、中国は最近、豪州の主要輸出品であるワインや大麦、牛肉など7商品を対象に制裁を連発。ワインへの関税は2~3倍に拡大した。大麦に対しても、ダンピングなどを理由に80.5%の制裁関税を課している。 

 オーストラリア産商品の3分の1は中国向けで、中国政府の制裁はオーストラリアの関連産業に深刻な打撃を与えている。

★参考情報★
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