オーストラリアの石炭輸送船数十隻が、石炭の荷降ろしが認められず中国沖で立ち往生している問題で、中国外務省の趙立堅副報道局長は25日「環境面で適格でない」ことに関連していると述べた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 米ブルームバーク通信の記者が記者会見で、立ち往生している豪石炭船が約50隻と指摘し、荷降ろしができない理由を尋ねた。趙副局長は「中国の税関が、輸入される石炭の多くが、環境で不適格であることを発見した。品質面での安全強化と検査を強化するためだ」と述べた。

 ロイター通信によると、中国当局は国内の主要メーカーに対し、オーストラリアから石炭を買わないよう指示しており、石炭船を立ち往生させているのも、オーストラリア製品に対する輸出規制の一部。オーストラリアが、新型コロナウイルスの発生源に関する独立調査を要求したことに中国が強く反発したのに続き、中豪関係はさらに緊張することになった。

 中国は世界最大の石炭消費国。2019年に輸入したコークスの4割以上はオーストラリア産だった。中国で使われる動力炭に占める豪州産の割合は75%に達する。

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