ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)によると、ドイツ自由民主党(FDP)系列のシンクタンク、フリードリヒ・ナウマン財団は3日、傘下の「グローバル・イノベーション・ハブ」を香港から台北に移転するとは発表した。

 同財団は移転の理由として、台湾の政治が安定し、社会が民主的で多様、自由であるほか、電子の領域で世界的な先進地であることを挙げた。台湾の与党、民主進歩党(民進党)は、リベラリズム政党の国際組織である「自由主義インターナショナル」のメンバーとなっている。

 同財団のグローバル・イノベーション・ハブは、昨年7月に開業した。しかし、今年9月、「香港国家安全維持法」の施行で、職員の安全が確保できないとして、今年9月に閉鎖した。

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