ニュースサイトの封面新聞によると、山西省左権県の大手石炭会社「山西ロ(さんずいに路)安集団・左権阜生煤業」の炭鉱で20日午前2時ごろ、地下坑内でガス爆発が起き作業員4人が死亡、1人がけがした。山西省当局によると、救助作業は終わり、原因の調査が行われている。

 同社は2017、18の両年、廃石の防火対策の不十分と、廃石場の建設に規則違反があったとして行政罰を受けた。今年9月にも、坑内エレベーターが定期点検をしていなかったことや、除却済みの機器が使われていたとして、再び行政罰を受けた。

 炭鉱は、山西ロ安集団の重要事業として総投資額7億7900万元(123億円)で開発が進められている。年間生産能力は120万トン。ガス突出の恐れがある炭鉱とされていた。

 中国では炭鉱の死傷労災事故が頻発。9月末には、重慶市キ(其の下に糸)江区の国有炭鉱で一酸化炭素中毒事故があり、17人が死傷。昨年12月にも、貴州省黔西南プイ族ミャオ族自治州の炭鉱で、「ガス突出」事故があり、作業中だった14人が死亡した。

★参考情報★
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山西の炭鉱でガス爆発 15人死亡、9人けが