22020年10月21日熊ニュースサイトの瀟湘晨報によると、上海市浦東新区のサファリパーク「上海野生動物園」の「猛獣区」で17日午後、男性飼育員(27)がクマの群れに襲われ、全身をかまれるなどして死亡した。管理会社が猛獣区を閉鎖し、当局と協力して、事故の原因を調べている。(写真は百度のキャプチャー)

 観光バスで遊覧中だった目撃者によると、同動物園の猛獣区で、飼育員が複数のクマに引きづられ、かみつかれるのが見えた。付近で工事をしていた作業員がクマを追い払おうとしたが、うまくいかなかった。現場には、衣服と靴だけが残されていた。まもなく警察が現場に到着した。

 香港メディアの東網によると、事故当時、現場付近で工事が行われていたが、ショベルカーが故障し、運転手が規則に違反して車外に出て修理をしていた。飼育員は、運転手に注意しようと、安全確認した後に車から下りた際、クマ1頭に突然襲われ、続いて十数頭に近くの川まで引きづられていったという。

 上海野生動物園は153ヘクタール(ha)。1995年11月に開園した。約200種類の動物約1万頭が飼育されている。行楽客は車で乗り入れ、遊覧する仕組み。

 同動物園では99年11月、バスの運転手が、車の様子を見るため外に出た際、トラ6頭に襲われて死亡した。2006年6月には飼育員がゾウに頭を踏まれて死亡。15年6月には、ゲートの故障のため、遊覧を終えた観光バスなど十数台が外に出られず、約400人が一時猛獣区に立ち往生した。


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