2018年4月27日為 台湾・中央通信社によると、中国で次世代通信規格5Gの基地局設備の主要供給業者である通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)役員の丁耘近氏は、中国の5Gの質は、韓国などに比べかなり劣ると指摘した。中国の5G利用者は「回線網につながらない、電話の発信不能、通信品質の低さ」などの問題に直面するという。(写真は星島日報のキャプチャー)

 丁氏によると、中国5Gの通信速度は「下り」(受信)が平均270Mbpsで、韓国の600Mbpsと比べ開きがある。普及率も中国は5%で、韓国の20%を相当下回る。

 また、中国では5G基地局の電力消費の急増により、電力系統の負担が増大。中国の5G基地局の32%は電力が不足し、一部では電池容量が足りないという。

 このほか、韓国で5Gの商業運用開始後、1契約あたり平均収入(ARPU)は37%伸び、通信キャリア3社は今年上半期(1~6月)2桁の増益となったが、中国の通信キャリアは5Gで利益が出ていない。

★参考情報★
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