22020年10月15日習 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国の習近平国家主席は14日午前、 「深セン経済特区設立40周年祝賀会」で演説し、「深センが(広東省、香港、マカオから成る)大湾区の重要なエンジン役だ」と述べた。習主席の演説では昨年まで「香港、マカオ、広州、深センの4大中心都市」との言い方がされており、香港が大湾区開発で脇役の位置に後退したことを示した。(写真はRFAのキャプチャー)

 香港の時事問題評論家、劉鋭紹氏は「中国共産党が最近発表した深セン改革事業計画は、深センをエンジン役にするとはっきり説明した。中国発展の竜の頭は、香港から深センに移った」と述べた。

 経済学者の羅家聰氏は「今後の中国経済発展の中心は、ハイテクと金融だ」と指摘。もともと深センはハイテク、香港は金融を強みにしていたが、米国による中国封じ込めの影響で、香港は米ドルによる国際金融センターの続けられなくなった。香港の米ドルの準備高は減少を続けている。人民元による金融センター建設なら、深センでも役割を果たせるという。

★参考情報★
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