22020年10月14日麺 黒竜江省鶏西市で、家庭内で麺料理を食べた一族9人うち、13日までに8人が死亡した。同市の保健当局は、バークホルデリア・グラディオリと呼ばれる細菌による食中毒とみている。シンガポールのニュースサイト、聯合早報が伝えた。

 今月5日、この一族の12人が集まり、若者3人を除く9人が、トウモロコシを発酵させて作る、「酸湯子」と呼ばれる麺を調理して食べた。9人はまもなく体の不調を訴え、病院に運ばれたが、7人が死亡。13日にさらに1人が亡くなった。残る1人もハルビン大付属病院で治療を受けている。

 警察によると、「酸湯子」は自家製で、冷凍庫で1年間保存されていた。警察は、9人の死因は食中毒と断定し、何者かが毒を入れた可能性を否定した。

 香港メディアの東網によると、バークホルデリア・グラディオリは、でんぷんを使った食品でしばしば繁殖。高温や高湿度のほか、保管方法が不適切な場合、食中毒を引き起こす場合がある。熱に極めて強く、煮ても殺菌できない。有効な解毒剤はなく、中毒すると致死率は40%以上になるという。今年7月には、広東省揭揚市でも、この細菌が繁殖した麺料理を食べた1人が、中毒して死亡した。


★参考情報★
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