経済サイトの中新経緯によると、河南省消防救援総隊は30日午前1時31分ごろ、河南省洛陽市吉利区の化学原料メーカー、河南中托力合化学(中托力合)の工場で大きな爆発が起きたとの通報を受けた。同総隊が消防車30台を出動させて、消火に当たっている。けが人の情報はない。

 中托力合の工場は、化学工業の集積地である洛陽市吉利高新技術開発区にあり、敷地面積5万平方メートル。ペンタンなどの溶剤やディーゼル油添加剤、医薬中間体など年間20万トンを生産している。製品は韓国やアラブ首長国連邦など30数カ国に輸出されている。

 中国では化学工場の爆発事故が頻発。湖北省天門市岳口鎮の譚湖工業園区にある化学中間体メーカー、天門楚天精細化工の工場で28日、爆発が起き、天門市応急管理局によると、5人が死亡、1人がけがし病院に運ばれた。8月には湖北省仙桃市と浙江省紹興市で工場の爆発事故が相次ぎ発生し、計13人が死傷した。

★参考情報★
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湖北と浙江で工場爆発事故 13人死傷、4人不明
医薬中間体工場で爆発と火災 従業員4人死傷-浙江