2020年9月17日金 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国の貴州、安徽、河南、遼寧の各省で、教員の給与や手当の欠配が相次いでいる。当局は、財政難のためと説明。政治的な発言力が弱い教員が、真っ先に標的となっているもようだ。

 中国では、公務員、特に教員が真っ先に減給や欠配の対象となり、しばしばストライキや請願デモが起きている。最近では貴州省・大方県、遼寧省の営口市や鞍山市、安徽省淮南市などで同様の騒ぎが発生した。いずれの地方政府も、財政難を理由としている。

 湖北省の教員は「財政難はうそ。教員の給与は財政の予算で決まっている。役人が私腹を肥やすための言い訳だ」と批判している。しかし、中国の報道によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、華中地区を中心に、地方政府の1~3月の歳入が、前年同期の半分以下に落ち込んだ。 

 経済評論家の1人は、地方政府の資金調達手段がますます小さくなっているとして「教員の給与欠配は、地方政府の債務拡大と直接関係がある」と指摘。別の評論家は「教員は人数は多いが、発言力が弱いため、真っ先に対象になる」と述べた。

★参考情報★
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