2020年9月15日菌 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、中国メディア財新網は14日、甘粛省蘭州市の製薬工場で昨年、ブルセラ菌が漏出し、住民ら3000人余りが感染したと報じた。感染者の相当部分が、現在も症状に苦しんでいるという。工場の消毒液が使用期限を過ぎており、排気の消毒が不十分だったことでエアゾロル(浮遊する微粒子)感染が起きたとみられる。 (写真はRFIのキャプチャー)

 財新網によると、保健当局の甘粛省衛生健康委員会は、昨年9月に感染者が200人余りに達した段階で情報を隠した。蘭州市政府が工場付近の住民を調べたことろ約5000人の感染が判明。同委員会が検査で確認した感染者も、3000人余りに上った。

 財新網の報道をきっかけに、同委員会は15日に、ブルセラ菌の感染者数を3245人と発表。甘粛省と蘭州市は、調査チームを立ち上げる一方、8人を党の規律違反などで処分した。

 ブルセラ菌感染症は、人畜共通の慢性の伝染性疾患。牛、羊、豚が感染源となり、肉や乳製品を経て人が感染する恐れがある。羊のブルセラ菌が感染力が強く、重症化しやすい。感染者は治療が遅れると、関節の痛みや発熱、脱力感などの症状が出る。深刻な場合、労働ができなくなる。 

 中国では昨年12月、研究機関の中国農業科学院・ハルビン獣医学院(黒竜江省ハルビン市)の大学院生13人がブルセラ菌に感染したことが分かった。13人は直前に、蘭州市の研究機関「中国農業科学院蘭州獣医研究所に派遣されていた。

★参考情報★
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