米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行は9日、中国軍と関係する中国人留学生と研究者に対するビザ発給を禁止したことを明らかにした。新型コロナウイルスワクチン関連を含む技術情報の窃取を防ぐためとしている。
ロイター通信によると、米国留学ビザを持つ中国人留学生少なくとも50人が9日、ビザを取り消すとの通知を中国駐在の米大使館から受け取ったことを明らかにした。
ウルフ長官は9日、中国に人権尊重を求めるため、奴隷的な労働で生産された製品の米国輸入を禁止する考えも明らかにした。米税関は、新疆ウイグル自治区で生産された綿花やトマトを使った製品の輸入禁止を延期すると発表したが、長官の発言がこれらの製品を指すことは明らかだ。
新型コロナウイルスや知的財産権の窃取、香港国家安全維持法、南シナ海の軍事演習、新疆での人権侵害などをめぐり、米中関係の緊張は激しさを増している。
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