2020年9月8日蒙 内モンゴル自治区で、モンゴル語学校での漢語(標準中国語)教育の強化に反対運動が広がっている問題で、現地当局に拘束されたり職を失ったモンゴル族が数百人に上ることが分かった。現地政府は、漢語教育への反対は「反政府」、「政権転覆」の行為に当たるとして厳罰を警告している。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
 海外在住のモンゴル族の話では、内モンゴルの警察は、通遼市やオルドス市でそれぞれ約100人を拘束。アルホルチン旗、ホルチン左翼中旗などでも多数が捕まった。その他、多くの地域でも拘束が続いており、当局が手を緩める兆しはないという。

 現地の6日の報道によると、モンゴル自治区シリンゴル盟正藍旗では5日、正藍旗当局の幹部が停職処分になった。さらに厳しい処分が行なわれる見通しだ。バイリン右旗の共産党委員会は7日、地元の公務員らに子女を学校に通わせるよう命令。従わなければ解雇すると通知した。現地では、公務員の多くが子女の通学を拒否しているという。

★参考情報★
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米政府、ウイグル人権侵害の共産党幹部4人に制裁