2020年8月7日米
 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾行政院(内閣)の丁怡銘報道官は6日、アザー米厚生長官が9日から台湾を訪問すると発表した。報道官によると、トランプ米大統領に代わって蔡英文総統と会見した後、台湾の外相、台湾衛生福利相のほか、新型コロナウイルス対策にあたった医療スタッフや専門家と会談する。

 米台が断行した1979年以降、米厚生長官は、台湾を訪れた米閣僚の中で最高位。中国外務省の汪文斌報道官は6日「あらゆる型式でも米台政府間の往来は停止するべき」と反発した上「中国は断固として報復する」と警告した。

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、アザー厚生長官は今回の訪台について「衛生分野での台湾の傑出した実績に支持を表明するため。米国と台湾の経済や公衆衛生分野での協力強化の機会となる」と話している。仏紙レ・ゼコーは、台湾訪問に関するアザー長官の発言について「中国政府は、宣戦布告のように聞こえただろう」と指摘した。


★参考情報★
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蔡総統「台湾は既に独立国家」 中国外務省が批判