台湾・中央通信社によると、台湾に1カ月余り滞在後に男性が、日本帰国後に新型コロナウイルスに感染していることが確認された。男性に症状はないという。台湾の当局によると、男性が台湾で80人と接触しており、うち72人に対し検査を行った。

 男性は1日に帰国し、成田空港でPCR検査を受け、感染が確認された。日本の当局がIHR(国際保健規則)に基づき台湾側に通知した。

 台湾衛生福利部疾病管制署の中央感染症指揮センター(CECC)によると、男性は30代。6月15日に台湾を訪れ、29日まで「居宅検疫」を行った後、30日から台湾北部の会社で勤務していた。

 香港メディアの東網によると、陳時中衛生福利相5日、新型コロナの感染感染が拡大しているため、日本を「低中リスク国」に対する「短縮居宅検疫」の対象から外す方針を示した。「短縮居宅検疫」は、台湾入国7日後にPCR検査を受けて陰性なら、21日後まで自己管理すれば、その後も滞在が認められる。