2020年7月31日食 北米の中国語ニュースメディア、世界日報によると、6月以来の水害で中国の国土の6分の1が冠水し、食糧生産地の多くも水に浸かった。習近平国家主席や胡春華副首相など、中国政府の指導部が食糧不足への危機感を口にし始めた。新型コロナウイルスの感染拡大や米国との緊張激化も、食糧安全保障に影響を与えている。

 当局によると、今年夏に収穫される食糧は前年比0.9%増だが、水害で農地の多くが壊滅的な打撃を受けたため、秋の収穫分は昨年より大幅に減る恐れがある。秋の収穫分は食糧の年間生産量の4分の3を占め、政府に危機感が高まっている。

 胡副首相は27日、「食糧安保省長責任制」に基づくテレビ会合を開き、食糧生産の強化を指示。農地の転用や食糧以外の作物への過度の傾斜が起きないよう、管理の徹底を指示した。習近平国家主席もこのほど、吉林省を視察した際、食糧安全保障に最優先に取り組むよう命じた。

 長江と巣湖に挟まれた安徽省合肥市廬江県は、最近の水害で野菜栽培が深刻な打撃を受けた。野菜の生産量が約8万トン減り、1億4097万元(約20億円)の被害が出た。

★参考情報★
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