2020年7月29日徽 ニュースサイトの中国経済網によると、安徽省合肥市の肥西県は26日、県内を流れる蒋口河の堤防を約100メートルにわたり自主的に破壊した。近くの湖の「巣湖」の水位を下げて水害を防止するため。遊水地となる周辺住民1万0558人は避難した。また、被害を最小限にする水防作業のため、中国軍部隊が出動した。

 海外の中国語ニュースサイトの博訊新聞網によると、中国政府は、経済先進地の江蘇、浙江の主要都市を水害から守るため、比較的後進的な安徽省や河南省を遊水地としている。先ごろ淮河の洪水を緩和するため、安徽省の王家ダムの放流行い、あらかじめ遊水地に指定されている「蒙エ(さんずいに圭)蓄洪区」に住む約20万人が家財を失った。今回も巣湖の水位が上昇したため、中国政府が26日、堤防の自主的破壊を指示し、合肥市肥西県の政府が従った。 

 中国政府は今年の洪水期、安徽省を遊水地として使い続けている。巣湖の水門を開放して、長江の水位を下げたほか、23日には淮河の水位を下げるため王家ダムを放流。26日には、今度は巣湖の水位を下げるため、蒋口河の堤防の自主破壊を命じた。1億立方メートルの水が流れ込み、水田や村落が水没。約3000年の歴史を持つ町「柘皋鎮」も水に沈んだ。

★参考情報★
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