2020年7月28日南
 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米中の緊張が高まる中、南シナ海で米中両軍が互いに存在を誇示し合っている。中国中央テレビ局は26日、中国軍が南シナ海で実弾演習を行う映像を放送した。報道によると、戦闘機など数十機が出動し、海上の目標にミサイルなどを発射した。中国軍は25日から広東省南西部の雷州半島の沖で9日間の実弾演習を始めた。

 米国の軍用機と艦艇も、南シナ海で頻繁に出没。北京大海洋研究所は26日、公式ミニブログで、米軍電子偵察機EP3Eなどが南シナ海と東シナ海の飛行を繰り返していると指摘。対潜哨戒機P8Aは、福建省沖の領海からわずか41キロを飛び、最近では記録的な最接近となった。

 同研究所は27日、公式ミニブログで、米軍の電子偵察機RC135Wが広東省と台湾付近を飛行したと発表し、「台湾の領空に2回侵入した」と指摘した。米軍の中国沿岸と南シナ海の飛行は、7月に入ってからの3週間に50回を数える。

★参考情報★
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中印国境紛争で米国務省高官、現状変更と中国批判