2020年7月14日武 中国水利省長江水利委員会によると、長江で12日夜、洪水のピークが湖北省武漢市の漢口地区から江西省九江市の間を相次ぎ通過した。江西省永修県では12日夜、ハ(番におおざと)陽湖の堤防が長さ100メートルにわたって決壊し、民家多数が水没した。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)博訊新聞網が伝えた。

 長江水利委員会によると、三峡ダムでは上流からの水の流入が続き、11日午後8時現在の水位は150.5メートルで、警戒水位を5.5メートル上回った。三峡ダムは12日から放流量を毎秒3万9000立方メートルに増加したとみられる。 ダム下流の武漢市漢口地区では13日午後1時、28.7メートルと史上4位の水位を記録した。既に水面は市内の幹線道路より上にある。

 また、江西省のハ陽湖の水位は12日、1998年の大洪水時を超えて過去最高となった。永修県の堤防の決壊場所では、毎秒2.5メートルの速さで水が流れ込んでいる。小さな石は流されるため修復には大きな石が大量に必要。復旧には時間が掛かりそうだ。

★参考情報★
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長江上流で洪水のピーク形成 武漢で水害の恐れ