2020年7月9日上 香港メディアの東網などによると、中国最高層の121階建てビルの上海中心大廈で6日、9~60階で天井からの漏水が起きた。ビルの管理会社によると、50階にある設備の故障が原因。技術スタッフは、上海で続く大雨とは無関係だと話している。

 各階のオフィスで床に水がたまり、パソコンや書類が濡れる被害が出た。勤務者らは、ビニールでデスクや書類を覆ったり、パソコンを運び出すなどの対応に追われた。ニュースサイトの新浪網によると、52階まで直行のエレベーターが止まったほか、ビル内の書店が休業した。

 上海中心大廈は総工費148億元(約2300億円)で2016年に完成。高さ632メートルで中国で最も高い。