2020年6月29日病 ニュースメディアの北京日報によると、北京市豊台区の新発地卸売市場を発端とする新型コロナウイルスの感染拡大に絡み、市政府はこのほど、輸入水産品に対し「PCR検査合格証明書」の提出を義務付けた。提出がないと販売が認められない。北京では、最近の新型コロナ感染拡大が、同市場の食品を媒介にしたものとの指摘がある。

 豊台区市場監督管理局は、区内にある食品保管用の低温倉庫を対象に、輸入の水産品と家きん製品を中心にいっせいに立ち入り検査を行った。区内には面積1000平方メートル以上の低温倉庫が12カ所ある。同局の係官は、倉庫の運営スタッフのPCR検査の結果、マスクの着用や検温の有無、倉庫内の消毒状況などを検査した。

 北京市衛生健康委員会によると、北京で28日に確認された新型コロナの新規患者は7人、感染疑いの患者は4人、無症状感染者は1人だった。また、一連の感染が始まった11日から28日までの患者は計318人で全員が入院中。観察中の無症状感染者は29人となっている。

★参考情報★
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