2020年6月24日洪 ニュースサイトの澎湃新聞によると、中央気象台は24日、中国南方地区に大雨警報を発令した。同警報の発令は23日連続となり、貴州、広西、湖南、江西などの各地で深刻な水害が発生している。なお数日は大雨が続く見通し。

 中国新聞網によると、応急管理省によれは、中国南方地区で今年起きた水害の被害者は、23日までに26省・自治区・直轄市で延べ1122万人上り、57万1000人が避難した。倒壊家屋は9300戸、損壊家屋は17万1000戸。直接的な経済上の被害は241億元に上った。

 長江流域では、ダム900カ所以上が放水を行っている。また、西北、黄淮(黄河以内、淮河以北)、江淮地区(江蘇、安徽両省の淮河以内、長江以北の地域)、江南(長江中下流の南側」を流れる河川84本で水位が警戒レベルを超えた。

 香港メディアの東網によると、中国南方では6月の水害シーズン入り後、大雨が既に5回を数えた。うち累計の雨量は貴州南部、湖南中東部、江西中西部、広東中北部では100~200ミリ、広東中部と珠江デルタ地帯で250~600ミリ、広西桂林、広東恵州の一部では700~820ミリ、広東恵州市の龍門地区では1084ミリに達した。
 
★参考情報★
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