ニュースサイトの環京津新聞網によると、連日の大雨により、重慶市と湖北省にまたがる長江の三峡ダムの水位が20日警戒水位を2メートル超える147メートルとなった。

 20日のダムへの流入水量は毎秒2万6500立方メートルで、前日に比べ6000立方メートル増えた。流域の船会社や海事部門は、長江の流量増加に伴い船の流出などの事故が起きないよう警戒を強めている。

 ニュースサイトの北青網によると、中国水利省は20日、大雨のため中国南方の中小14河川で洪水の恐れがあるとの見通しを示した。14河川は、四川省大渡河、貴州省烏江、浙江省銭塘江などの大河川などの支流。重慶市では22日午前9時、長江の支流沿いのキ(其の下に糸)江区で洪水警報が発令された。

 中国中央気象台は21日午前6時、長江ダムなどがある華中地域で激しい雨の恐れがあるとして、警報を発令した。同気象台によると21日から貴州省北部、重慶市南東部、湖南省北西部、江蘇省、上海など広い範囲で大雨となる見込み。特に貴州省北部、湖南省北西部、湖北省東部では激しい雨となり雨量は24時間で250~280ミリに達する見通し。 

★参考情報★
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