
今年3月、西安市地下鉄3号線で品質検査で不合格の電線が使われているとの情報がネット上で公開され、当局の調べで事実と判明した。その後、電線を納入した陝西奥凱電纜有限公司(陝西省咸陽市)に絡み、その他の品質問題や贈賄事件が浮上した。
ネット情報によると3号線の電線は全部粗悪な材料が使われ、地下鉄の施工基準に合っておらず発火の恐れがある。電線の施工中、西安市質量技術監督局が実施した複数回の検査でいずれも不合格になった。しかし、同社の贈賄により検査結果は合格に書き換えられた。
同社の電線は四川省成都市地下鉄3号線、安徽省地下鉄でも使われていた。中国最大の鉄道会社、中国鉄路総公司も、各地の高速鉄道で同社の電線が納入されていたことを確認し、既に交換を終えたことを明らかにした。