2020年6月10日台米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾国防省は、米軍輸送機が9日午前、台湾の領空を飛行したと発表した。また、9日午前、中国軍機多数が台湾の南西空域に短時間侵入した。(写真はRFAのキャプチャー)

 台湾国防省によると、米軍は手順に従い台湾側に領空飛行を申請した。中国軍機は、台湾軍機のスクランブル(緊急発進)を受け引き上げたという。

 短時間内に米中両軍機が台湾付近で入り乱れたことは、内外の憶測を呼んだ。専門家の1人は「米軍の飛行は単純な通過だ。両軍の飛行は、互いに関連はない」と話している。

 民間の航空機飛行情報サイトAirNavなどによると、米軍の輸送機C40A型機が9日午前、沖縄を離陸。台湾・基隆上空を経て台湾西海岸を付近を飛行した後、台南から領空外に出た。

 台湾の一部メディアは、米軍輸送機が台中の清泉崗空港に着陸したと報じたが、国防省は否定した。

★参考情報★
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