香港で4日行われた1989年の天安門事件の追悼集会の写真2枚を、メッセンジャーアプリ「微信」で友人に転送したとして、広東外語外貿大学(広東省広州市)の学生が学校当局に13時間監禁され退学を迫られたことが分かった。学生の親も連日学校に呼ばれ、休学か退学を申請するよう求められているという。香港紙の報道を引用し、海外中国語ニュースサイトの博聞社が伝えた。

 大学の行為は不法監禁に当たるとの批判の声や、大学当局による学生のプライバシー侵害を批判する意見がネット上で書き込まれた。

 香港では1990年から民主化運動が武力弾圧された天安門事件に対する追悼集会が銅鑼湾地区のビクトリア公園で行われている。