2020年5月22日印 香港メディアの東網によると、アリス・ウェルズ(Alice Wells)国務省南アジア担当次官補代理(南・中央アジア担当)は20日、米シンクタンク「大西洋協議会」で、中国とインドの国境紛争に絡み、中国が現状変更を試みていると批判した上、インドを支持して中国の挑発に抵抗するべきだと述べた。中印国境紛争で、米政府高官が発言するのはまれ。

 ウェルズ次官補代理は、中国が南シナ海で一方的な行動を行っていると批判し「中国行動は継続的な侵略であり、現状を変更を企図しているため、インドの抵抗は必然だ。米国は国境に関するインドの主張を支持し、両国が外交ルートで問題を解決するよう呼びかけたい」と述べた。

 中印は近年、国境付近で小競り合いを繰り返している。最近も、インド・シッキム州北部の中国との国境地帯で両軍の兵士約150人による乱闘が起きた。

★参考情報★
ーーーーーーーーー
インドのカシミール自治権剥奪、中国外務省が反発
インド軍の不法越境中国また批判、両軍の緊張当面継続か