台湾・中央社によると、中国吉林省吉林市内の舒蘭市で起きた新型コロナウイルスの集団感染で、舒蘭市の感染者が19日、46人に増えた。発端となった、舒蘭市公安局の女性洗濯作業員(45)の感染経路が判明しておらず、今年初めのロシアからの帰国者ら2種類の住民を対象に調査を進めている。

 舒蘭市の感染者46人のうち43人が発症者、3人が無症状。舒蘭市当局は19日、今年初めにロシアから帰国した住民に3日以内に届け出るよう通知した。また、4月1日以降、病院の発熱外来と薬店で解熱剤や抗生物質を処方されたり、購入した住民について追跡調査を始めた。

 ニュースサイトの澎湃新聞によると、4月8日~30日、黒竜江省綏芬河市と内モンゴル自治区満州里市を経由して、ロシアから舒蘭市に帰った住民が308人おり、うち300人が舒蘭市で隔離された。女性は隔離者の衣服を洗濯中、感染した可能性があるとみられている。女性は5月7日に感染が確認された。

★参考情報★
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吉林・舒蘭の新型コロナ感染者40人に 長春でも1人
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