山東省臨沂市臨港区の化学品製造会社、臨沂金誉石化の5日午前1時ごろ、タンク車が積み下ろし作業中に爆発し従業員1人が死亡、7人が行方不明になった。当局は企業の責任者を拘束し事情を聴いている。5日付重慶晨報が伝えた。

  当局によると事故当時、工場では42人が作業中で、死者行方不明者を除く34人は無事だった。

 工場は5日午前11時現在も火災が続いている。消防が消火作業を続けるとともに、化学品イソオクタンの貯蔵タンクへの類焼を防ぐための周辺の温度を下げる作業を行った。

 山東省政府も事態を重くみて消防総隊の専門家と安全生産監督管理局の係官を現場に派遣し、事故対策に当たらせている。また、周辺企業の従業員や住民が消防の指示で避難した。