香港メディアの東網によると、北京市当局が4月30日から、新型コロナウイルス感染の警戒レベルを引き下げ、「低リスク地区」から帰還者への隔離義務を撤廃したことから、5月1日からの労働節の連休期間中、北京から外地に向かう鉄道と航空券の販売量が、30日は前日の5~6倍に激増した。

 専門家によると、新型コロナの感染拡大で抑え付けられていた観光熱が、一気に解放された形となっている。北京市内の有名観光地の訪問客数も、警戒レベル引き下げ前の3倍に増えた。連休期間中、北京市内の観光地を訪れる行楽客数は500万人を超えるとみられる。

 シンクタンクの中国旅游研究院によると、4月4日の清明節の連休中、中国内の観光客数は延べ4325万4000人だった。政府の交通運輸省の4月30日の予測では、労働節の観光客数は延べ1億1700人に激増するとみられる。

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