韓国観光公社は22日、今年4月に韓国を訪れた中国人観光客は22万7800人で前年比67%減ったことを明らかにした。米軍による地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備に中国が反発し、韓国行きツアー派遣を禁止したことが原因となった。韓国聯合ニュ―スを引用し、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が22日伝えた。

 4月に韓国を訪れた香港人は15%、台湾人は50%増、日本人は5%減だった。日本人客の減少は、朝鮮半島情勢の緊張と関係あるとみられる。

【関連記事・情報】
●THAAD運用開始に向け準備、ゴルフ場周辺を飛行禁止区域に指定
●THAADめぐる圧迫強化、ロッテの中国店舗9割が休業
●THAAD配備で新華社がロッテ批判、「悪事に加担」