四川省巴中市巴州区の農家で18日午前9時40分ごろ、葬儀後の宴席で集団食中毒が発生、19日午前10時までに約30人が入院しうち2人が死亡した。さらに3人が重症で集中治療室で治療を受けている。四川在線が伝えた。

 巴中市疾病対策予防センターが宴席で出された食物や、患者の嘔吐物などを調べたところ、化学工業原料の「亜硝酸塩」が原因であることが分かった。

 同市トップの馮鍵党委員会書記が事件発生後、病院で患者を見舞うとともに、緊急会議を開いて対応を指示した。 同市は医師、看護師ら約150人、救急車20台を現場に派遣し、患者の救護に当たった。

 亜硝酸塩は有毒で、成人が3グラム以上接種すると死亡することがある。中国では、亜硝酸塩を食用塩と偽って販売される事件が相次いでいる。



 



(参考)http://sichuan.scol.com.cn/ggxw/201612/55772856.html