カナダのフレイザー研究所が11月29日発表した、2016年版の「人類自由度指数」で、香港が1位、中国本土は141位だった。香港の1位は、同指数の発表が始まった2008年以来、6年連続となる。

 同指数は、世界159カ国・地域を対象に、法の支配、安全、宗教、言論・結社の自由、政府の大きさ、国際貿易の自由さなどの分野で79種類の指標に基づいて採点した。
 香港は、経済的な自由に関する点数が高かった。英BBC放送中国語版は、中国が香港の高度な自治を認める「一国二制度」を破壊すれば、ランキングが下降する可能性が高いと報じた。

 ランキングの上位10カ国・地域は、香港、スイス、ニュージーランド、デンマークなど。日本は32位だった。

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