サムスン電子は18日、スマートフォン(スマホ)の最新製品「ギャラクシーノート7」1858台のリコール(回収・無償修理)を、国家質量監督検験検疫局(国家質検総局)に届け出た。新華社などが18日伝えた。

 対象は2016年7月20日から8月5日に製造された製品。電池の電極に不具合があり、発熱して発火する恐れがある。

 ギャラクシーノート7は、世界各地で充電中に出火するなどの事例が報告されている。同社はこれまで、中国で出荷された製品は、別のメーカーの電池が使われており危険はないと説明していた。

 ただ、中国でも安全性への懸念が高まり、中国の海南航空が13日、乗組員によるギャラクシーノート7の持ち込みを禁止したのを皮切りに、15日までに航空各社計14社が乗客による機内持ち込みや預け入れを禁じた。

 17日には、ネットユーザーが、発火した自身のノート7の写真を掲載し、さらに不安が広がった。

 サムスン電子がリコールを発表したことについて、別のネットユーザーはからは「米国では対象が100万台で、中国の1858台は誠意がない。対象外は本当に問題がないのか」などと不満の声も挙がっている。



 



(参考)http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1531004