国家質量監督検験検疫総局は12日、家具世界大手のイケア(IKEA)の中国現地法人、宜家(中国)投資が子どもタンスのリコール(回収・無償修理)を届け出たと発表した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が13日伝えた。

 対象は、1999年から16年にかけ販売された「マルムシリーズ」のタンス約166万台。

 米消費者製品安全委員会によると、マルムシリーズのたんすの下敷きになり、1989年以来、北米で子ども6人が死亡、36人がげかした。

 イケアは6月、米国とカナダで3500万台のリコールを発表し、販売を停止した。しかし、中国、英国、欧州では各地の安全基準に合うとしてリコールを拒否。中国ではネット上で激しい批判を受けた。

 イケアは、タンスを壁に固定して使用するよう注意を促し、昨年は関連の広報活動を行った。



 



(参考)http://finance.ifeng.com/a/20160713/14591519_0.shtml