台湾・衛生福利部疾病管制署は17日、日本脳炎の患者1人を確認したと発表した。同市の日本脳炎患者は今年初めて。
患者は農業の男性(64歳)。9日に意識の混濁や高熱などの症状が現れ、12日に病院で診察を受けた。病院からの通報を受け同署が調べたところ、日本脳炎への感染が分かった。
同署によると男性は、日ごろ作業をしている自宅近くの養豚舎2カ所と水田で感染したとみられる。男性の家族に症状は出ていない。
台湾の日本脳炎の流行期は毎年5~10月で、6~7月がピーク。台湾で今年確認された患者は、高雄市の2人に今回の男性を加え計3人となった。